コードレス掃除機の吸引力は比較できる?公表値の実情
更新日: 2026-08-21
コードレス掃除機を選ぶとき、多くの方がまず気にするのが吸引力です。ところが実際に各社の公式仕様を確認すると、吸引力を数値で公表しているメーカーは限られています。この記事では、掲載モデルの公表状況をそのまま示したうえで、数値で比べにくい場合に何を確認すればよいかを整理します。
おすすめな人
- 各社の吸引力を数値で比べようとして、仕様表に見当たらず困っている方
- 「消費電力○○W」と「吸込仕事率○○W」の違いを知りたい方
- 吸引力以外で、掃除機の性能に関わる項目を確認したい方
向いていない人
- 特定モデルの詳しい仕様だけを知りたい方(個別の商品ページで確認できます)
判断ポイント
- ・掲載しているコードレス掃除機8機種のうち、吸込仕事率を公式に公表しているのは2機種のみ
- ・公表されている2機種も測定条件の表記が異なり、数値をそのまま並べて優劣を判断することはできない
- ・仕様表にある「消費電力○○W」は吸込仕事率とは別の指標。単位が同じWのため混同しやすい
- ・数値で比べにくいぶん、運転時間・集じん方式・質量など公表が揃っている項目で比較するほうが確実
この記事に関連する商品

マキタ
マキタ CL200FDSHW
¥33,550
- ・サイクロン一体式でフィルターの目詰まりを抑え吸引力の低下を防ぐ
- ・10.8Vクラスながら吸込仕事率45Wの高出力ブラシレスモーター搭載
- ・本体質量0.81kgの軽量設計

ダイソン
ダイソン V12 Detect Slim Absolute
¥69,900
- ・ピエゾセンサーがゴミの量・サイズを検知しLCD画面にリアルタイム表示
- ・Root Cycloneテクノロジーによるサイクロン式集じんで紙パック不要
- ・運転時間最長60分(エコモード、ツール未使用時)

東芝
東芝 VC-CLZ74DS
¥74,800
- ・ダストステーション搭載で自動ゴミ収集に対応
- ・「ゴミ残しまセンサーplus」でゴミ検知、3灯LEDのピカッとライトplusで足元を照らす
- ・自走式の「すみまでヘッド」と吸い拭き2WAYワイパーに対応
吸引力を数値で公表しているメーカーは限られている
コードレス掃除機の吸引力は、日本では「吸込仕事率」(単位:W)という指標で表されることがあります。コード式の掃除機では仕様表に記載されていることが多い項目です。
ところがコードレス掃除機では事情が異なります。当サイトが掲載している8機種について公式仕様を確認したところ、吸込仕事率を公表していたのは2機種のみでした。
- アイリスオーヤマ スティッククリーナー i10(SBD-91P-T):210W
- マキタ CL200FDSHW:45W(パワフルモード)
残る6機種(ダイソン V12 Detect Slim Absolute、日立 PV-BL3J、パナソニック MC-SB85K、Shark WV321JWH EVOPOWER EX、東芝 VC-CLZ74DS、ツインバード TC-E264B)については、公式仕様に吸込仕事率の記載を確認できませんでした。
当サイトはメーカー公式情報のみを掲載する方針のため、これらの機種の吸引力は「公式情報なし」として空欄にしています。
公表されている2機種も、そのままでは比べられない
数値がある2機種についても、単純に並べて優劣を判断することはできません。
マキタ CL200FDSHWの45Wは「パワフルモード」での値と明記されており、アイリスオーヤマ SBD-91P-Tの210Wとは表記の前提が異なります。また、この2機種は質量が0.81kgと2.7kgで、想定している使い方の規模自体が違います。
数値が2つ並んでいると比較できるように見えますが、測定条件がそろっていない数値を並べることは、かえって誤解を招きます。当サイトの比較表では、公表値をそのまま掲載し、片方しか値がない場合は「公式情報なし」と表示しています。
混同しやすい「消費電力」との違い
仕様表を見ていると、吸引力ではないのに単位がWの項目に出会うことがあります。消費電力です。
たとえば東芝 VC-CLZ74DSの公式仕様には「自動吸引時:540W」という消費電力の記載がありますが、これは製品が使う電力を示す値で、吸い込む力を示す吸込仕事率とは別の指標です。同じWという単位が使われているため、吸引力の数値だと受け取ってしまいやすい項目です。
仕様表で数値を確認するときは、その項目が「吸込仕事率」なのか「消費電力」なのかを見分ける必要があります。
代わりに確認したい項目
吸引力が数値で比べにくいぶん、公表が揃っている項目で比較するほうが確実です。以下はいずれも、掲載している8機種すべてで公式値を確認できる項目です。
運転時間
実際に一度の充電でどれだけ使えるかに直結します。ただし各社ともモードやツールの使用状況を条件として明記しており、たとえばダイソン V12 Detect Slim Absoluteは「エコモード、ツール未使用時」で60分、パナソニック MC-SB85Kは「ロングモード・パワーヘッド使用時」で35分と、前提が異なります。条件まで含めて確認する項目です。
集じん方式
紙パック式・サイクロン式などの違いで、ゴミ捨ての手間や消耗品コストが変わります。掲載機種でも紙パック式・サイクロン式・フィルターレスサイクロン式・ダストカップ式と分かれています。
質量
掲載8機種では0.68kg(Shark WV321JWH EVOPOWER EX、本体のみ)から2.7kg(アイリスオーヤマ SBD-91P-T、本体のみ)まで幅があります。ただし質量も「本体のみ」「クリーナーヘッド装着時」「バッテリ含む/ノズル・パイプ除く」など、各社で計測の前提が異なる点には注意が必要です。
ヘッドの種類とゴミ検知センサー
床面のゴミを掻き出す性能はヘッドの構造にも左右されます。ゴミ検知センサーやヘッドライトの搭載有無は公式仕様で確認できます。
自動ゴミ収集ドック
掲載8機種のうち搭載しているのは東芝 VC-CLZ74DSの1機種です。ゴミ捨ての頻度に関わる項目です。
数値がないことは、性能が低いことではない
吸込仕事率が公表されていないことは、その製品の吸引力が低いという意味ではありません。あくまで「公式に数値が示されていない」という状態です。
当サイトでは、確認できない数値を推測で補ったり、販売店サイトなど公式以外の数値を掲載したりはしていません。空欄は空欄のまま示し、判断材料として使える項目を並べる方針をとっています。
比較ページで確認したい項目
比較ページでは、吸込仕事率・運転時間・充電時間・集じん方式・自動ゴミ収集ドックの有無・質量を並べて確認できます。
吸込仕事率が両モデルとも「公式情報なし」となる組み合わせも多いため、その場合は運転時間と質量、集じん方式を軸に比べると違いが見えやすくなります。
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よくある質問
なぜコードレス掃除機は吸引力の数値が載っていないのですか?
当サイトで確認できるのは「公表されているかどうか」までです。掲載している8機種のうち、吸込仕事率を公式仕様に記載していたのは2機種でした。理由についてはメーカーが公式に説明していないケースが多いため、当サイトでは推測を書かず、公表の有無をそのまま掲載しています。
仕様表の「消費電力540W」は吸引力のことですか?
いいえ、別の指標です。消費電力は製品が使う電力を示す値で、吸い込む力を示す吸込仕事率とは異なります。たとえば東芝 VC-CLZ74DSの公式仕様には「自動吸引時:540W」という消費電力の記載がありますが、吸込仕事率の記載はありません。どちらも単位がWのため混同しやすい点に注意が必要です。
吸引力が比べられないなら、何で選べばよいですか?
公表が揃っている項目で比べる方法があります。運転時間・充電時間・集じん方式・質量・自動ゴミ収集ドックの有無は、掲載している8機種すべてで公式値を確認できます。特に質量は0.68kg〜2.7kgと機種差が大きく、日常的な取り回しに関わる項目です。
